
Funkotsu TEAM
「作品は、難産のほうがいい」カジタミキさんの、作品のつくり方
前回は、 アート展「KUNIBIKI」についての お話を書きました。 https://artkunibiki.wixsite.com/artforlife/post/interview-for-miki-kajita
今日は、カジタさんにお聞きした、 【作品のつくり方】について書かせていただきます。

作品づくりは真剣勝負。
作品をつくるステップとしては、 まず、生まれてから今まで生きてきた 全てを使って絵を描きます。
これまで生きてきた経験値を どれだけフルにつぎ込めるか。 真剣勝負です。

構図は、ひらめきます。
「切る」のは、【確認作業】です。
技術にこだわりがちですが、 技術はじつは、 人が思っているほど重要ではありません。
技術にこだわると、 本質がおろそかになります。
物質が消えた時に何が残るか。
それがアートの本質だと思っています。
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カジタさん、貴重なお話をありがとうございました。
カジタさんの繊細な切り絵を見ると、 ついその技術に注目しがちですが、 実は本質はそこではないこと、 いかに真剣勝負で 作品をつくっていらっしゃるかがわかりました。
私自身、 今後のアートの見方が変わりそうです。 ありがとうございました。
カジタミキさんのホームページはこちらから
https://www.kirie-mikikajita.com/
text.二木春香